No.81 坊ちゃん殺人事件


出典:C・NOVELS (ISBN4-12-500217-7) 1994/1/20 5版

料理写真
越後の笹飴

須美子の実家から送ってきた。
須美子談「こんなつまらない物を送って寄越して」
雪江さんはさし歯の具合が心配で躊躇
甥は珍しがって、テーブルに肘をついて笹飴に没頭
光彦は照れ隠しに笹飴をしゃぶった
(P.7-8)

越後の笹飴
サザエの壷焼き

瀬戸大橋途中の与島のパーキングエリア。
ここに「フィッシャーマンズ・ワーフ」という
ドライブインの大きいようなものがある
サザエの壷焼きを一個四百円と書いて売っていたから二つ食べた
(実は「大 七百円」と書いてあり千四百円取られた)
浅見が食べたのはどう見ても小である
小粒とはいえサザエはサザエ。まあまあ不味くはなかったけど
なんだか騙されたような気分になった。
(P.13-14)

サザエの壷焼き
「カサ・デル・マール」のオマールエビの丸蒸し等

坂出の瀬戸大橋記念公園の隣にある店
東京あたりではちょっとお目にかかれそうにない宏壮なレストラン
メニューにはエビとカニ料理に海産物から肉料理まで豪華な写真つきで
並んでいる。
浅見は消費税まで入れて一万円以内に収まるように注文した
それでも結構な内容とボリュームだった。(夕食)
(P.19)

ここで食べたとわかる物
・ジンジャエール
・オマールエビの丸蒸し
(P.19-20)

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「としだ」のうどん

松山、道後温泉にある
「としだ」といううどん屋は、杉材と白壁で出来たような
古色蒼然とした二階家でちょっと面白い
浅見はちょうど昼飯どきだったので、ためしに上がってみた
メニューはうどん・そば各種に稲荷寿司に巻寿司
浅見が注文したのは何か不明
うどんはウルメ煮干しと昆布を使ったダシが自慢らしい
味はまあまあとして、何よりも観光地にしては安いのが気に入った
(P.28)

【ご隠居注】
「としだ」は大正13年創業の老舗でしたが、今世紀になって店をたたんだそうです。

揚げ玉うどん
「一六タルト」

松山名物
松山の「銀天街」の店で
雪江さんに頼まれた「一六タルト」購入
柚子の香りが利いて、いかにも四国らしい菓子
(P.31-32)
【ご隠居注】
砂糖がまぶして有りますがそんなに甘すぎることはありません

写真提供 とよさん

「坊ちゃんだんご」と「一六タルト」
スパゲッティ

五十崎のちっぽけな喫茶と軽食の店で
早めの夕飯
(P.49)

【ご隠居注】
喫茶店のスパゲッティと言えば「ナポリタン」が定番。
写真はナポリタンとしてみました。

スパゲッティナポリタン
「どんべえ」

1976年発売の日清のカップ麺「どん兵衛」と推定
コンビニエンスストアで仕入れて夜食
ポットのお湯の温度低く、何分待っても半煮えの状態までしかいかなかった。
(P.55)

【ご隠居注】
本作品発表当時、「どん兵衛」には
きつねうどん、天そば、きつねそば、てんぷらうどん、力もちうどん、
肉うどん、カレーうどんが在った。
本文には書かれていないが、地域性(愛媛県)から考え、
「きつねうどん」ではないかと推定する。
(浅見が関東の人間なので天そばも捨て難い。)

日清のどん兵衛 きつねうどん
(西日本発売)

とんかつ定食

内子警察署の取調室で昼食
ゲジゲジと山嵐が同席
(P.55)

とんかつ定食
さつま定食

内子町商店街の喫茶店と食堂を兼ねたような店で
山嵐と早めの夕食
山嵐の勧めで「さつま定食」を注文
あったかいご飯に冷たくなった味噌汁みたいなものをかけて食べる
もとは鹿児島から渡ってきた家庭料理で、「味噌汁」の正体は、
魚を焙ったものをすりつぶし、それに味噌で味付けした汁。
「ぜひ」と勧めるほどの代物とは正直言って思えなかった。
(P.126-127)

さつま定食
鰻重

松山東署の裏手にある料理屋で
赤シャツ副署長とうらなり警部、トンカツ部長刑事が同席
浅見だけが食事(昼食)
(P.152-154)

鰻重


最終更新(2006/01/09)